蓮根バプテスト教会

巻頭言

2025年8月24日

霊的な城壁を再建せよ

 ペルシャのキュロス大王の勅令によって紀元前538年にイスラエルの民はバビロン捕囚から解放されエルサレムへの帰還が許され、紀元前515年にエルサレムの神殿は再建されて礼拝が再開されます。エルサレムの滅亡(紀元前586年)から約70年ぶりにエルサレム神殿が再建され、神殿礼拝が聖地エルサレムでささげられるようになったのです。
 しかし、神殿再建から70年以上がたった紀元前445年ころ、ペルシャのアルタクセルクセス王の献酌官(王の側近)であったネヘミヤのもとに荒れ果てたエルサレムの城壁や町の様子が伝えられたのです。ネヘミヤはその知らせを聞いて悲しみ、断食して主に祈りました。その祈りの中で、ネヘミヤは、エルサレムに帰還し城壁を再建することを決意します。
 現代の霊的な神殿、そして聖なる神の都エルサレムこそが、キリスト教会です。今、その神の都なるキリスト教会の霊的な城壁は大丈夫でしょうか?ネヘミヤの時代と同じく、現代のキリスト教会の霊的城壁はサタンの攻撃によって打ち破られて、教会やクリスチャンの魂は疲れ果て、荒れ果ててはいないでしょうか?
 私は今こそ、霊的な城壁を再建する(真の霊的リバイバルの)時だと信じています。それは、「主よ、来てください!」と心から主に祈るとき、神ご自身が私たちのところに来てくださり、霊的城壁は再建されるのです。何よりもまず、主ご自身がわたしたち一人一人のところに来ていただけるように、主に叫び求めていのっていきましょう!

主任牧師 髙木康俊

巻頭言

2025年8月17日

聖霊に満たされて生きる人

 今、世界では、国と国とが対立し、各地に争いが広がっています。戦争や紛争、経済的対立などがあちこちに頻発(ひんぱつ)しています。そのような中で、わたしたちクリスチャンはどう生きていけば良いのでしょうか?主なる神様はわたしたちに何を求めておられるのでしょう?
 聖書では、今日(こんにち)のような悪がはびこる終末的な時代には、霊的に目覚めて賢く生きるようにとの主のみことばが記されています。信仰において霊的に目覚めて賢く生きるためには、わたしたち一人一人が、主イエス・キリストの御霊なる聖霊に満たされて生きることが肝要です。
 わたしたちが心から賛美を主におささげして魂の奥底に主のみ言葉が響き渡る時、わたしたちは聖霊に満たされます。だれでも思い悩みがあるでしょう。周囲からの声や世間の目が気になるかもしれません。でも、それら心を悩ますすべてのことを主の御前に捨て去って、心からの賛美を主に向かってささげ、主を礼拝しましょう。主はあなたを聖霊に満たし、人知を超えた主の大いなる救いのリバイバルをあなたの人生に与えてくださいます。

主任牧師 髙木康俊

巻頭言

2025年8月10日

主イエス・キリストの安息の下で憩いなさい

 先週8月6日(水)に広島原爆記念日、9日(土)に長崎原爆記念日を迎え、平和の祈りをおささげしました。そして、今週15日(金)には80回目の終戦記念日を迎えます。今、世界の各地で戦争や紛争が多発しており、多くの国々と人々が分断と対立の中に苦しんでいます。今こそ、唯一の被爆国である日本の人々が、核廃絶と戦争の放棄を世界に訴え、平和のために心合わせて祈ることが求められています。8月の厳しい暑さの中にあっても、主の御名によって平和のために祈り続けましょう。
 わたしたちの傍らには主イエス・キリストが生きておられます。主は、わたしたちのただ中に聖霊の風を吹かせてくださり、主の安息の中に憩わせてくださいます。いかなる困難があろうとも、どんな重荷を背負わされようとも、主イエスを信じて、主の御許に集まり、主を礼拝し、主の安息の下に憩いを得ましょう。主はいつも、あなたと共にいて、あなたを強め、あらゆる重荷からあなたを解放してくださいます。今日も、主の十字架の御前に安らぎを得てゆっくりと憩いましょう。

主任牧師 髙木康俊